気密測定とは?C値0.171を実測|綾瀬市吉岡の住宅で性能を確認

目次

住まいの性能を支える気密

家の性能を考えるとき、「断熱性能」とあわせて大切なのが気密性能です。
どれだけ性能の高い断熱材を使っていても、建物に隙間が多ければ、そこから空気が出入りしてしまいます。

家の性能を考えるとき、「断熱性能」とあわせて大切なのが気密性能です。どれだけ性能の高い断熱材を使っていても、建物に隙間が多ければ、そこから空気が出入りしてしまいます。

そこで、すまい環境設計では、設計した性能が実際の建物でもきちんと発揮できるよう、
気密測定によって建物の隙間を数値で確認しています。

そこで、すまい環境設計では、設計した性能が実際の建物でもきちんと発揮できるよう、気密測定によって建物の隙間を数値で確認しています。

今回は、綾瀬市吉岡の住宅で行った気密測定をご紹介します。

01

WHAT IS C-VALUE?

気密性能を表す「C値」とは?


気密性能は、一般的にC値(相当隙間面積)という数値で表します。

C値とは、住宅全体にある隙間の面積を、建物の実質延べ床面積で割った数値です。
数値が小さいほど隙間が少なく、気密性能が高い住宅ということになります。

高気密住宅のひとつの目安

一般的にC値1.0cm²/m²以下が、高気密住宅のひとつの目安とされています。

02

WHY AIRTIGHTNESS?

なぜ住宅に「気密」が必要なのか

なぜ住宅に「気密」が
必要なのか


01|断熱性能をきちんと発揮させるため

断熱性能を高めても、建物に隙間が多ければ、そこから外気が入り、室内の空気が逃げてしまいます。
たとえば、暖かいダウンジャケットを着ていても、
ファスナーを開けたままでは十分な暖かさを感じにくいのと同じです。

断熱性能を高めても、建物に隙間が多ければ、そこから外気が入り、室内の空気が逃げてしまいます。たとえば、暖かいダウンジャケットを着ていても、ファスナーを開けたままでは十分な暖かさを感じにくいのと同じです。

断熱と気密は、どちらか一方ではなくセットで考えることが大切です。


02|計画した換気を機能させるため

住宅には24時間換気設備が設けられていますが、建物に意図しない隙間が多いと、
想定していない場所から空気が入り、計画通りの換気が行われにくくなります。

住宅には24時間換気設備が設けられていますが、建物に意図しない隙間が多いと、想定していない場所から空気が入り、計画通りの換気が行われにくくなります。

国土交通省でも、住宅では原則として換気回数0.5回/h以上の機械換気設備が必要とされています。
給気口から空気を取り入れ、室内を通り、排気口から出す。

国土交通省でも、住宅では原則として換気回数0.5回/h以上の機械換気設備が必要とされています。給気口から空気を取り入れ、室内を通り、排気口から出す。

空気の入口と出口をきちんとつくるためにも、気密性能が重要です。


03|壁の中の結露を防ぐため

気密性能が低いと、室内の湿気を含んだ空気が壁の中へ入り込み、
条件によっては壁体内結露につながることがあります。
壁の中の結露は普段の暮らしでは気づきにくく、木材の劣化など建物の耐久性にも関わります。

気密性能が低いと、室内の湿気を含んだ空気が壁の中へ入り込み、条件によっては壁体内結露につながることがあります。壁の中の結露は普段の暮らしでは気づきにくく、木材の劣化など建物の耐久性にも関わります。

そのため気密は、「暖かい家をつくるため」だけではなく、
「すまいを長く使い続けるため」にも大切な性能だと、すまい環境設計では考えています。

そのため気密は、「暖かい家をつくるため」だけではなく、「すまいを長く使い続けるため」にも大切な性能だと、すまい環境設計では考えています。

国交省の設計資料でも、気密性能の向上は壁内結露の防止や構造体等の耐久性向上につながるとされています。

03

MEASUREMENT

実際に気密測定を行いました


専用の気密測定器を設置し、室内と屋外に圧力差をつくることで、建物にどの程度の隙間があるのかを測定します。
今回測定した綾瀬市吉岡の住宅では、施工途中と完成時の2回、気密性能を確認しました。

専用の気密測定器を設置し、室内と屋外に圧力差をつくることで、建物にどの程度の隙間があるのかを測定します。今回測定した綾瀬市吉岡の住宅では、施工途中と完成時の2回、気密性能を確認しました。

中間測定後も室内側の気密施工など工事を進め、完成時にもう一度測定。
その結果、C値は0.216から0.171へ、総相当隙間面積は29cm²から23cm²へと改善しました。

【 C値 】

【中間測定】

C値 0.216 cm²/㎡ 

➡

【完成時測定】

C値 0.171 cm²/㎡

【中間測定】

C値 0.216 cm²/㎡ 

【完成時測定】

C値 0.171 cm²/㎡

【 総相当隙間面積 】

【中間測定】

総相当隙間面積 29cm² 

➡

【完成時測定】

総相当隙間面積 23cm² 

【中間測定】

総相当隙間面積 29cm² 

【完成時測定】

総相当隙間面積 23cm² 

04

RESULT

なぜ完成時にC値が良くなったのか

なぜ完成時にC値が
良くなったのか


すまい環境設計では、家全体をすき間なく包むように気密を確保する考え方で設計・施工しています。

建物の外側では、屋根(登り梁+構造用合板張り)・外壁(外部耐力面材)・基礎をつなぎ、
空気が漏れるすき間をつくらないように計画します。
この、建物を連続して包む部分が「気密ライン」です。

建物の外側では、屋根(登り梁+構造用合板張り)・外壁(外部耐力面材)・基礎をつなぎ、空気が漏れるすき間をつくらないように計画します。この、建物を連続して包む部分が「気密ライン」です。

さらに、断熱材の室内側にも可変透湿気密シートを施工します。

綾瀬市吉岡の住宅では、中間測定後にこうした室内側の気密施工が加わり、
完成時には建物全体のすき間がさらに少なくなりました。

綾瀬市吉岡の住宅では、中間測定後にこうした室内側の気密施工が加わり、完成時には建物全体のすき間がさらに少なくなりました。

その結果、

総相当隙間面積 29cm² → 23cm²
C値 0.216 → 0.171cm²/m²

へと改善しました。

気密性能は、完成してから調整するものではありません。
設計した気密ラインを、工事の各段階で途切れなくつないでいくこと。
その積み重ねが、完成時のC値にも表れています。

気密性能は、完成してから調整するものではありません。設計した気密ラインを、工事の各段階で途切れなくつないでいくこと。その積み重ねが、完成時のC値にも表れています。

05

DETAIL

すまい環境設計がC値0.5以下を目指す理由


すまい環境設計では、住宅の気密性能について、

C値 0.5cm²/㎡以下を基準としています。(これまでの施工平均 C値0.2cm²/m²)

ただ数値を小さくすることそのものが目的ではありません。

断熱性能をきちんと発揮させること。
計画した換気を機能させること。
壁の中への湿気の侵入を抑えること。

そして、長く安心して暮らせる住まいをつくること。
そのために必要な性能のひとつとして、気密を考えています。

そして、長く安心して暮らせる住まいをつくること。そのために必要な性能のひとつとして、気密を考えています。

06

OUR STANDARD
C値 0.5以下

気密性能は「設計」と「施工」の両方でつくる

気密性能は「設計」と
「施工」の両方でつくる


高気密住宅というと、気密シートや断熱材など「使っている材料」に目が向きがちです。

しかし、本当に大切なのは、
どこを気密ラインとするのかを設計し、その意図を現場で確実に施工し、最後に測定して確認すること。

しかし、本当に大切なのは、どこを気密ラインとするのかを設計し、その意図を現場で確実に施工し、最後に測定して確認すること。

すまい環境設計では、設計と施工を一貫して行いながら、図面上の性能を実際の建物へ落とし込んでいます。
数値だけを追いかけるのではなく、その性能が何のために必要なのかまで考えてつくる。
それが、私たちの考える家づくりです。

すまい環境設計では、設計と施工を一貫して行いながら、図面上の性能を実際の建物へ落とし込んでいます。数値だけを追いかけるのではなく、その性能が何のために必要なのかまで考えてつくる。それが、私たちの考える家づくりです。

よくある質問

C値は小さいほどいいのですか?

はい。C値は建物全体のすき間の量を表す数値で、小さいほどすき間が少なく、気密性能が高いことを示します。
すまい環境設計では、全棟C値0.5cm²/m²以下を基準とし、これまでの施工平均は0.2cm²/m²です。

気密測定はいつ行うのですか?

気密測定は、施工途中に行います。
施工途中に測ることで、完成すると見えなくなる部分も含めて気密状態を確認できるため、
施工品質を確かめるうえでも大切な工程です。

気密測定は、施工途中に行います。
施工途中に測ることで、完成すると見えなくなる部分も含めて気密状態を確認できるため、施工品質を確かめるうえでも大切な工程です。

高気密にすると、家の中が息苦しくなりませんか?

高気密だからといって、空気が入れ替わらなくなるわけではありません。
むしろ、すき間から無計画に空気が出入りするのを抑え、
計画した換気経路でしっかり空気を入れ替えるためにも気密性能が重要です。

高気密だからといって、空気が入れ替わらなくなるわけではありません。
むしろ、すき間から無計画に空気が出入りするのを抑え、計画した換気経路でしっかり空気を入れ替えるためにも気密性能が重要です。

C値が良ければ、冬暖かく夏涼しい家になりますか?

C値だけで住まいの快適性が決まるわけではありません。
断熱・気密・換気をバランスよく計画し、それを現場で正しく施工することが大切です。

C値だけで住まいの快適性が決まるわけではありません。断熱・気密・換気をバランスよく計画し、それを現場で正しく施工することが大切です。

これからの暮らしを、一緒に考えるところから。

家づくりは、間取りやデザインを決めることだけではありません。
土地のこと、性能のこと、素材のこと。
そして、これからどんなふうに暮らしたいのか。
すまい環境設計では、設計から施工まで一貫して、
そのご家族と、その土地に合ったすまいを考えます。

これからの暮らしを、
一緒に考えるところから。

家づくりは、間取りやデザインを決めることだけではありません。土地のこと、性能のこと、素材のこと。そして、これからどんなふうに暮らしたいのか。すまい環境設計では、設計から施工まで一貫して、そのご家族と、その土地に合ったすまいを考えます。

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